川崎市幸区内の市立保育園で高校生が保育体験を行っています。保育士不足を少しでも解消しようと同区が仕事の魅力を知ってもらおうと昨年末に始めました。

 夏休み期間の28日までは、市立商業高校の生徒7人が順次参加。市立小倉保育園で、3歳児や1歳児の保育を手伝った1年生の女子生徒の2人。ともに一人っ子で幼い子どもと触れ合う機会はほとんどなかったといい、「楽しい」と笑顔で話します。ビーズでアクセサリーを一緒に作ったり、膝に乗せて紙芝居を見させたりしました。職員の体験談や仕組みの説明も。1人は保育士に、もう1人は子どもを相手にする看護師になりたいと話します。
 市内ではインターンシップとして普通科の公立高校の生徒が保育士体験をしています。同区内の商業高校や総合科学高校は専門性が高く、保育には距離がありました。昨年、総合科学高校出身者が市立の保育園に保育士として就職したことから、同区は保育体験をスタート。冬休みや春休みを利用して両高校の15人が参加しました。

 同区地域みまもり支援センターの担当者は「待機児童を解消するため、保育士不足を何とかしないといけません。興味がなかった生徒にも保育士の仕事の魅力に触れてもらい、職業として選んでもらえる生徒が出てくれれば」と期待しています。